防災防犯総合カタログ
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全体指揮本部に常駐し、副部長からの情報をもとに対応策の優先順位を決定して指示をする。本部長は平時から防災活動をしていくため、専任者であることが望まれる。救助、応急手当、搬送平時より居住者名簿から単身者の閉じ込めなどを想定して資機材の準備をする。また、上層階から搬送する場合の手順を考え、受入先病院の情報も把握しておく。トイレ対策・備蓄品管理平時より備蓄倉庫を管理して定期的に品質を確認し、資機材の使用手順を把握する。また、災害時の出費の拠出方法や、必要なものを調達する方法などを考えておく。被害情報・居住者情報の統括、通報連絡本部に常駐すること。情報班からの情報をまとめ、本部長が判断しやすいように全体の被害を把握し伝達する。また、被害に応じて、関係機関に速やかに連絡する。居住者安否・建物被害の確認、危険箇所の周知、情報相談の受付・広報各階にリーダーをおく。リーダーは自分の安全を確保したら階の被害状況を把握。班長は被害情報を副部長に報告する。また本部の決定事項を掲示等で居住者に周知する。 □無線機□防災ラジオ□携帯充電器□標識ロープ□カラーコーン□ブルーシート□救助用工具□脚立□革手袋□ロープ□応急用品□担架□毛布□階段搬送用具ヘルメット(班ごとに色を変える)□投光器□ランタン□発電機と燃料□コードリール□無線機□防災ラジオ□テント□情報シート□ノーパンク自転車□電池不要の懐中電灯□マンホールトイレと専用テント□ストーブ□炊き出し用具□リヤカー□非常食□ポリタンク□浄水器□保存水□消火器□消火用具□ヘッドライト□トランジスタメガホン□笛□リヤカー9防災のプロ 河本総合防災だからわかる消火班初期消火・火災感知平時よりマンションでの火災の発生を予測し、すぐに消火活動に取り掛かれるように必要な資機材を準備しておく。震災時に火災が起きたら、直ちに消火作業を行う。本部長救助救護班災害対策本部の組織図(例)生活班副部長避難誘導班避難方法・場所の指示、要援護者の避難支援、避難時の誘導避難の際に支援を必要とする人を把握しておくこと。災害時に居住者がマンション外に避難する際には、避難先の確認をする。情報班災害時の運用体制と必要な備蓄品

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